好きなもの、好きなこと

好きを言葉にする。残念なアラサー。

クレジット

 日本のアルバムではそれほど必死にみていないのだけれど、なぜか韓国のアルバムが発売されるとクレジットを眺める。歌詞のページにまとめて書いてあるからみるのかもしれない。よーくみている人と比べると、それほどじっくりはみていない。全くみていない人よりはみているレベル。

 

そんな『にわかクレジット好き』がクレジットの好きなところをいくつかご紹介してみようと思う。

 

 

Background Vocals

いわゆるコーラスのこと。わりと最近のアルバムはきちんと表記されている。SHINeeさんの場合は全員で担当しているらしく、SHINeeと表記されている。ディレクターの名前がBackground VocalsにSHINeeさんと併記してあることもよくある。知らないうちに名前しか知らないその人の声もたくさん聴いているのかなと想像してゾワッとしたことがある。

大所帯のグループの場合は、全員のときもあるし、いわゆる歌担当のメンバーの名前だけが記載されていることもある。逆にBackground Vocalsにメンバーの名前が書かれていると、この人たちがこのグループの歌担当なんだなと思うようにしている。

 

 

Original Title

韓国アイドルのファンを何年かやっていて、ふんわりわかったことは、世界中の音楽クリエイターから曲を事務所が買い付けている。もちろん事務所と仲の良い韓国の作曲家さんもいるし、メンバーが自主制作していることも、社長自ら作ってることもあったりする。

 海外から買い付けた場合にクレジットにオリジナルタイトルが記載されているようだ。そのクリエイターから買い取った時の曲の元のタイトルがオリジナルタイトルとして書かれている。タイトルがそのままのものもあるし、カッコ書きのタイトルとして残ることもあるし、全く違うものに変化しているものもある。

タイトルとオリジナルタイトルに違いがあるのを見ると、曲が生まれてから私たちの手に届くまでの間に一体何が起きたんだろうと想像したくなる。作詞過程やタイトルとしてのなじみやすさで変化したと想像するのは容易いけれども、タイトルが変わらないままの曲もいくらでもある。どうして変わることになったのか気になって仕方がない。

 

 SHINeeさんの曲で個人的に面白いなと感じたOriginal Titleのものを軽くご紹介。

①Colorful

オリジナルタイトルはWATERFALL、滝。

え?滝?!!カラフルとして歌詞も曲も聴いているからか、急勾配のイメージもないし滝だったなんてもう想像がつかない。でも水っぽい感じとキラキラした音からマイナスイオンを浴びてる感じはするかもしれない。

 

②Hitchhiking

オリジナルタイトルはSkyscraper、摩天楼、超高層ビル

近未来な感じはイメージはそのまま残っているけれども、『Time Machine ride』で私の中ではすっかりタイムマシーンにのってLet's go back to the timeしにタイムトラベルしているイメージだ。

 

Sherlock/Spoiler

SherlockはClueとNoteの2曲をハイブリッドさせて作った曲だと大々的に報じられていた。オリジナルタイトルをみると、10,000times/No Excuses/So Seriousという3つの曲が書かれている。実は3つの曲から作られたのか!と思わせられる。それだけじゃなくて、この10,000timesはSpoilerのオリジナルタイトルとしても記載されている。作曲家や曲の所有者が同じであるから同じ曲を指しているかと想像される。たしかにSpoilerとSherlockの曲の始まりは同じだ。Sherlockの一部分をSpoilerに使ったのじゃなくて、Spoilerの一部分をSherlockに使っていたんだなと気づかされる。Sherlockで部分使いした曲をあとからSpoilerでフルで出したのなら、これって面白いことしてると思うんだ。

 

 他にもクレジットからはまだまだたくさんのことが読み取れる。作曲家さんや作詞家さんについての知識があると同じものをみても、もっとたくさんの情報が得られて楽しいんだろうなと思う。

 

 何か新しいものが生み出される瞬間が私は好きだ。完成したものを良くも悪くもいうのは簡単だけど、ゼロから何かを作るのは本当に大変なことだ。比べものにならないけども、こんな拙いブログでも書くのにそこそこのエネルギーが必要なのだから。

 制作過程が語られると、何か新しいものを作るための設計図をみた気がして嬉しくなる。

 作詞の過程が公開されたときは頭の中をのぞいているみたいで興奮がおさまらなくなる。

 それと同じくらいクレジットには作品が完成されるまでの痕跡が刻まれていて好き。

 まだ手元にないThe Story of Light のクレジットも早く眺めたいなぁ〜〜♡