好きなもの、好きなこと

好きを言葉にする。残念なアラサー。

はじめての婚活パーティー

 一足お先に30歳になった同級生に29歳ならまだ20代!市場価値が高いうちに、婚活パーティーへ行きなさい!と強く勧められたので重い腰を上げて参加することにした。

 

 仕事の昼休みに検索してよく考えずにサクサクっと予約した。婚活パーティーに行き慣れた友人(師匠)から初めて行くなら①料金が安いもの、②男性が満席か残りが数席で人気のあるもの、③自分の市場価値を高めるために女性の対象年齢が29歳以上のもの、④わざわざ行くと収穫がなかった時に落ち込むから何か予定のついでに行くこととアドバイスを頂いた。それを忠実にこなすそうとするあまり、他の条件を全然見ていなかったため、男性の年齢層が高めで自称清楚系女子が集まる婚活パーティーに参加することとなった。

私…清楚から対極の位置にある女だけど行ってみた。

 

 私が参加したパーティーの流れは、受付で料金を支払い、指定された番号に着席して、プロフィールカードを記入する。準備が整ったらパーティーという名の個人面接開始。参加人数は男性9人、女性7人であった。ひとり2〜3分お話したら次の人とお話をする。全員とお話が終わったら、あらかじめ配られていたカードに番号が書いてあり、第一印象が良かった人の番号を好きなだけ囲んで回収される。休憩時間中に番号を集計され、何番から第一印象がいいと思われていたかを知ることができる。その後3人とだけ、もう一度数分のお話時間が与えられる。お互い第一印象がいいと思ったもの同士とお話をするという感じだ。最後にいいなと思う人を3人選ぶ。相思相愛ならカップリング成功だ。多分、これが典型的な婚活パーティーの流れなのだろう。

 

 結果、私はカップリングしなかった。9人から3人もいいなと思う人を見つけられなかった。ブルゾンちえみは35億も男がいるといっているのに、私はこの9人から結婚相手を選ばなきゃならないのかと思うと、結婚しない、つまり選ばないという選択肢が欲しかった。けれどもせっかく参加費を払ったのだし、何か爪痕を残さねばと思い、とりあえず一番若くて一番年収が高い人を選んでみた。笑えないくらいとっても下衆い選択をしたから、心からカップリングしなくて良かったと思えた。

 

 婚活パーティー初陣で得たものは、私は結婚するなら年の差がそんなに離れていない人としたいんだと知れたことと、初対面の人との個人面接が結構好きな生き物なんだということだ。それと、第一印象が良かったかどうかの丸を囲むカードで9人中8人から丸をもらえた。つまり私って第一印象はわりといいみたい!(がっつり自画自賛!!!) とっても自意識過剰だけど市場価値が皆無じゃなかったという安心感を手にして、これから胸を張って生きていこうと思う。婚活の師匠にも初陣で良い思いが出来たのなら大収穫だと評価をいただけた。

迫り来る30歳を前にハイペースで通いたいと思う。