好きなもの、好きなこと

好きを言葉にする。残念なアラサー。

SHINee View

SHINee 샤이니 'View' MV - YouTube

 実は2015年のソウルコンで初めてこの曲を聴いた時、物足りなさでいっぱいだった。『え?これで終わり?こんなけ?』というのが正直な感想であった。これまでのSHINeeさんの人並み外れたパフォーマンスと比較して、盛り上がりきらないで綺麗にコンパクトに終わったなぁと思った。ところが何度も繰り返して聴くうちに、聴けば聴くほど好きになっていった。そして何を言っているのかさっぱりわからなかった歌詞をきちんとよんでみると、そこには素敵な世界が広がっていた。今では好きで好きでたまらない一曲となった。

 

イントロについて。

♪どーどっしーらー  らーらっそーっそどー

何の楽器で奏でられているのかはわからないけれども、この数小節を聴くだけでどこか懐かしくて切ない気持ちになる。一方で、音からみえる景色は宝石がキラキラ輝いていて、そこから放たれるのは何色とも言い表せない鮮やかな光。非日常の異空間に一気に引き込まれる。5月に行われたドーム公演(SHINee WORLD 2016〜D×D×D〜)では2回繰り返されたこのイントロ。そしてカラフルな照明の演出。音から想像した景色がそのまま目の前に繰り広げられた。一瞬時が止まったように思えた。この心地よい空間にしばらく浸っていたいと思った。2回繰り返されたイントロをもうあと何十回と聴いていたいとさえ思った。もちろんテミンさんが歌いはじめて、すぐに現実のライブを見ているという十分に贅沢すぎる世界に戻されたのだけれども…。あの数秒間は私にとって4次元以上の奇跡のviewであった。

 

 歌詞について。作詞はキムジョンヒョン大先生。テミンさんからインスピレーションを受けて書かれた歌詞だと、どこかで発言するのを見たような気がする。(間違っていたらごめんなさい) Viewは日本語でも歌われている。日本語版の歌詞は韓国語版の内容を損なわないようにより忠実にかかれている。おそらく発音が似ている言葉を使うという制約がある中でとっても上手く表現されている。わざわざ日本のために日本語で歌い直してくれている。SHINeeさん、ありがとう。でも失礼すぎるけども、日本語版の歌詞は韓国語版の歌詞の世界観と少し違うのではと思ってしまう。単に自分が特別に好きな部分があまり日本語版には反映されてないからかもしれない。私が特別に好きな部分はここ、最後のところ。

누구든 처음이겠지 Like you
별빛의 향과 맛을 본 것도
향기의 무게를 느낀 것도
소리의 색과 모양 본 것도

誰もがはじめてだろう Like you
星の光の香りと味を感じたことも
香りの重みを感じたことも
音の色や形を見たことも

当たり前なのだけども、だれも光の香りと味を感じたことはない。香りの重さを感じたこともない。音の色や形を見たことはない。『シックスセンス(第六感)』という言葉は何度となく聞いたことはある。普通ではない、異常なものとして霊感やオカルトの対象になることが多い。それがここでは感覚が研ぎ澄まされた先に見える、美しさの象徴として描かれている。五感(見る、聴く、嗅ぐ、触る、味わう)をうまく使って第六感を美しく表現している。本当に素敵。ジョンヒョン大先生のあまりに上手すぎる言葉の操り方に脱帽した。

私はこれまで音楽を聴くとなんとなくだけど、その音から想像できる情景や色が頭に浮かんでいた。この歌詞を見てから、なんとなく見えていた情景や色を具体的に文字にしたり言葉にするようにしている。シックスセンスを持っているフリをしたいわけではない。音からみえる景色をより具体化すると、美しいことがたくさんあるからだ。

クラシックカーという言葉

クラシックカー』という言葉を聞いて想像されるのはどんな車だろうか。私は顔が長くてトンボの目のようなまん丸なライト。ウィンカーではなく、曲がる方向にカシャっと飛び出す、ザ•方向指示器。そんな物を持ち合わせている、現代で走っているのをなかなか見られない、燃費は一切関係ない、無駄が多い、でも小洒落ていて、日本で初期に作られたような車を思い浮かべる。

ここでの『クラシック(classic)』は『伝統的な、古典的な』という意味だと思っている。ただ“古い”というわけではなくて、少し品のある趣のある“古い”を表してると私は思っていた。より具体的に時の流れを考えると、自分が生まれるずっと前であり、生まれた後では決してないと思っていた。たかだか『クラシックカー』という言葉からいろいろと想像を巡らせてしまった。

そしていよいよ実際に出てきた『クラシックカー』は…。ボロい車だった。ただの古い車だった。自分が生まれるずいぶん前の車ではなかった。生まれた後の車だった。ただのused carだった。

勝手に想像して、勝手にがっかりして迷惑な話。でも『クラシックカー』と聞いてused carは想像できなかった。(想像する人いるのかな)『クラシック』という品のある、魔法の言葉に惑わされてしまった。悔しいけれども、つくづく言葉は面白いと思った。“古い”にもいろいろな古いがあるようだ。そして中途半端な古さよりも、とてつもなく古いほうが価値あるものとしてドキドキさせられたようだ。ただの古い、used carも数十年後には『クラシックカー』に昇進しているかもしれない。

ふと思い返すと、車を所有している張本人は『クラシックカーに乗っている』とは言ってはいなかった。周りの人たちが彼は『クラシックカーに乗っている』と言っていた。used carとは言わない周りの人たちの気遣いなのか…それともニュアンスの違いなのか…  

言葉は難しい、けれども面白い!『クラシックカー』という言葉のおかげで、存分に惑わされ、楽しませてもらえた。嫌いにはなれない(⌒▽⌒)

ポジデブ

ポジティブを書き間違えたと思ったでしょ?笑『ポジデブ』で間違っていない。これは友人との会話で生まれた造語である。『ポジティブなデブ』の略語。もちろん反対語も存在する。(勝手につくったのだけども笑) そう、おわかりのとおり『ネガデブ(根がデブ)』である。『ネガティブなデブ』だ。

私と友人は万年ダイエッターである。女性はそういう生き物だ。大デブではないが、まだ痩せる余地がいくらかある私たち。肥満(メタボ)についての基準値は設けられているが、デブについてのものさしは人それぞれだと思う。他人からみて明らかに細いのに、『最近太ったんですよ、顔に肉がついちゃって』という人。失礼ながら大きいなと思っていても『わたしぽっちゃりなの』と現実を受け入れた方が良さそうな人。それから、太ももにやたら脂肪がたまりやすい人、背脂がのりやすい人、一見やせていても『脱ぐとお腹がすごいの』という人、デブも多種多様である。脂肪の貯蔵タンクが胸だったらどんなにいいだろうと誰もが一度は考えたことあるだろう。デブは一言では表せない。

世の中の風潮として、太っていることは罪で痩せることは正義であるかのごとく扱われる。ここまで極端ではないかもしれないが、ダイエット成功体験記がもてはやされるのはやはりデブはよくないという共通認識があるからだろう。私たちは今より少なからず太っていた。そして痩せたいけども痩せるための努力は怠っていた。

友人と『ポジデブ』という言葉を作り出した経緯は、デブになると悲観的になるということからだった。デブであることで人は自信をなくすようだ。生活の中でうまくいっていないことまでもデブのせいにしてしまう。『どうせデブだから〜』という便利な枕詞を用いて何事も言い訳するようになる。どんどん卑屈になっていって、『どうせデブだから何を着ても似合わない』『どうせデブだから服を買いに行っても着れる服が売っていない』『どうせデブだから気になる人にも相手にされない』と呪文のように唱え、自分をどんどん『ネガデブ』にしていた。自分で自分のことを好きにならなければ、他人に好きになってもらえるはずなんてない。少しでも痩せて自分のことを好きになれるのなら、痩せることが正義というのはあながち間違っていないのかもしれないと思い始めた時であった。『どうせデブならポジティブなデブになろう』と友人が言い出したのだ。略して『ポジデブ』。デブであるという事実より、デブだからと卑屈になって行動を制限することが自分の人生をつまらなくしている、自分を好きになれないでいる原因であったようだ。別にデブだからこれはやっていけないなんてルールはない。『ネガデブ』よりも『ポジデブ』に生きよう、私たちはあの時そう誓った。

人生は山あり谷あり。『ポジデブ』をどんなに心がけていても『ネガデブ』に戻ってしまいそうな時がある。友人から『いまネガデブになってるよ』といわれ『ポジデブ』に気持ちを切り替えられる。ふざけた言葉なようだけど、私にとって元気を取り戻すための大きな役割を果たしてくれる。心が元気になれば、あんなに怠けていたダイエットもやる気になってくる。あの頃から、私も友人も少しは痩せたようだ。万年ダイエッターに終わりはみえないが、どうせなら『ネガデブ』よりもたくさんの『ポジデブ』な日々を送りたい。

人生は素晴らしい

ジャニーズWESTさんが歌う『人生は素晴らしい』という曲。すこし前になるが、偶然歌番組で見かけてから大好きである。一回聞いただけで、しばらく頭を離れないキャッチーなメロディは今でも気づいたら口ずさんでいたりする。私の大好物の類のキラキラ☆アイドルがテレビの中にはいた。可愛らしい振付(♪僕と、僕と、 のところのシャキーンってポーズが好き)、キメ顔だったりおどけてみたりといちいち可愛い表情、清潔感あふれる白ティ、お揃いのオーバーオール、メンバーカラーなるものがあるのかわからないけど、身につけ方に個性が光るバンダナ。なにを切り取っても可愛い♡

大変失礼ながら、ジャニーズWESTさんについて全員の名前と顔を把握できていない。それぞれの個性や特徴を理解した上で同じ映像を見ると、違った気づきがあるはず。好きをより一層加速させそうな予感しかしない。便利なインターネットでちゃちゃっと調べればあっという間なのに。いや、調べたら底なし沼にハマって溺れてしまいそうだから。これ以上沼にハマったらどんどん婚期が遠退いてしまいそうだから…笑。TVで拝見する機会が多くなれば自然と覚えられるだろうな。アイドルについて詳しく知らなくても十分に好きになれる一曲。

ロペさんの笑い声

平日の朝7時前にめざましテレビの中で放送されている『紙兎ロペ』。身支度をしながら時計代わりに横目に見ている。『紙兎ロペ』について全然詳しくないので、キャラクターの名前もよくわからない。でも常連メンバーはリスさんとウサギさんなのだから、紛れもなくあのウサギさんが『紙兎ロペ』の『ロペ』さんということで良いのだろう。

失礼ながら、真剣には見ていないのでストーリーはほぼ覚えていない。なので、あの話が好きなんだということもない。それでも『紙兎ロペ』が好きな理由がある。それは、ロペさんの笑い声だ。

ンッフッフッフッフッフッフッ

文字ではなんとも表しにくい笑い声。心地よい低音で柔らかい声。優しい気持ちになって気づいたら自分も笑ってしまっている。もしかしたら誘い笑いの達人なのかなと思ってしまう。リスさんも似たような笑い方をしているみたいだが、私は『ロペ』さんの笑い方が大好きだ。声の高さがツボなようだ。

もしもあの笑い方をしてくれる人が自分の近くにいたら、誘い笑いにつられて自分もずっと笑ってしまうのだろうか。近くにいたらいたで、誘い笑いもただの日常の一コマになって面白みも温かみも感じなくなってしまうのだろうか。なーんて妄想はここまで。笑

朝、テレビから聞こえてくる数秒の笑い声が憂鬱な朝を笑顔にしてくれる。ありがとう、ロペさん。

さつまりこ

ついにこの季節がやってきた。コンビニの棚に『さつまりこ』が並ぶ季節。夏の終わりを告げる『さつまりこ』の襲来。

コンビニで出会えた喜びをかみしめて値段を気にせず買う『さつまりこ』。ドラッグストアで破格の値段をみて悔しくてもう一つ買ってしまう『さつまりこ』。よく見たら2個でお得に買えるって書いてあるよ『さつまりこ』。

生きているだけで痩せる夏。そこで削ぎ落とした贅肉をあっという間に元に戻してくれる憎き『さつまりこ』。

期間限定だから別れの挨拶もしないでいなくなっちゃう『さつまりこ』。そっか、自分でラスト『さつまりこ』を決めて挨拶したらいいのか。いや、出会える限り買っちゃうもんね『さつまりこ』。

今年はあと何回アナタに出会えるでしょう。姿が見えなくなる頃には、もうすっかり季節は秋なのかな。

 

軽い気持ちではじめてみた

好きなもの、好きなことについて

すきなだけ文字を書いてみよう。 

 

毎日つまらないと思ってるけど、気付いてないだけで楽しんでるのかもしれない。 

 

ただ自分を満足させるための言葉だけで、ここを埋めてみようじゃないか。