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好きなもの、好きなこと

好きを言葉にする。残念なアラサー。

クラシックカーという言葉

好きな言葉

クラシックカー』という言葉を聞いて想像されるのはどんな車だろうか。私は顔が長くてトンボの目のようなまん丸なライト。ウィンカーではなく、曲がる方向にカシャっと飛び出す、ザ•方向指示器。そんな物を持ち合わせている、現代で走っているのをなかなか見られない、燃費は一切関係ない、無駄が多い、でも小洒落ていて、日本で初期に作られたような車を思い浮かべる。

ここでの『クラシック(classic)』は『伝統的な、古典的な』という意味だと思っている。ただ“古い”というわけではなくて、少し品のある趣のある“古い”を表してると私は思っていた。より具体的に時の流れを考えると、自分が生まれるずっと前であり、生まれた後では決してないと思っていた。たかだか『クラシックカー』という言葉からいろいろと想像を巡らせてしまった。

そしていよいよ実際に出てきた『クラシックカー』は…。ボロい車だった。ただの古い車だった。自分が生まれるずいぶん前の車ではなかった。生まれた後の車だった。ただのused carだった。

勝手に想像して、勝手にがっかりして迷惑な話。でも『クラシックカー』と聞いてused carは想像できなかった。(想像する人いるのかな)『クラシック』という品のある、魔法の言葉に惑わされてしまった。悔しいけれども、つくづく言葉は面白いと思った。“古い”にもいろいろな古いがあるようだ。そして中途半端な古さよりも、とてつもなく古いほうが価値あるものとしてドキドキさせられたようだ。ただの古い、used carも数十年後には『クラシックカー』に昇進しているかもしれない。

ふと思い返すと、車を所有している張本人は『クラシックカーに乗っている』とは言ってはいなかった。周りの人たちが彼は『クラシックカーに乗っている』と言っていた。used carとは言わない周りの人たちの気遣いなのか…それともニュアンスの違いなのか…  

言葉は難しい、けれども面白い!『クラシックカー』という言葉のおかげで、存分に惑わされ、楽しませてもらえた。嫌いにはなれない(⌒▽⌒)