ひとり減ったんじゃない
梅雨のせいだからか、気分が落ちる日が不規則におとずれる。そんな6月を乗り切るために!というわけでもないけど、あるひとつのことをやり抜こうと決意して一応コツコツと続けている。とてつもなくしょうもないことだけど、6月が終わってやりきっていたら報告したい。
能天気なときもあるけれども、落ちるときはとことん落ちる。落ちたときに考えていたことも自分のためにちゃん残しておこうと思う。
5人から2人を選ぶ組み合わせは10通り
4人から2人を選ぶ組み合わせは6通り
突然の数学の組み合わせ。習った当時は考えもしなかったけど、5人から4人になるだけで2人を選ぶ組み合わせは4通りも少ない。
半分近く減っている。
わかりやすく少ない数にしてみたけど、人間の個性をあらわすもの、声、話し方、表情、仕草、喜怒哀楽……他にもあるたくさんのことを気にすると、そもそも人間ひとりを1とみなせなくなってくる。そしてその個性の組み合わせは数え切れない莫大なものとなる。
ひとり減ったんじゃなくて無限の組み合わせを失ったんだ。喪失感の正体に気がついた。
あることが当たり前だったのに、ないことに慣れそうな自分がいて嫌だ。あった時間よりも、ない時間のが長くなるのが怖い。
でも今を否定したくない。
クレジット
日本のアルバムではそれほど必死にみていないのだけれど、なぜか韓国のアルバムが発売されるとクレジットを眺める。歌詞のページにまとめて書いてあるからみるのかもしれない。よーくみている人と比べると、それほどじっくりはみていない。全くみていない人よりはみているレベル。
そんな『にわかクレジット好き』がクレジットの好きなところをいくつかご紹介してみようと思う。
Background Vocals
いわゆるコーラスのこと。わりと最近のアルバムはきちんと表記されている。SHINeeさんの場合は全員で担当しているらしく、SHINeeと表記されている。ディレクターの名前がBackground VocalsにSHINeeさんと併記してあることもよくある。知らないうちに名前しか知らないその人の声もたくさん聴いているのかなと想像してゾワッとしたことがある。
大所帯のグループの場合は、全員のときもあるし、いわゆる歌担当のメンバーの名前だけが記載されていることもある。逆にBackground Vocalsにメンバーの名前が書かれていると、この人たちがこのグループの歌担当なんだなと思うようにしている。
Original Title
韓国アイドルのファンを何年かやっていて、ふんわりわかったことは、世界中の音楽クリエイターから曲を事務所が買い付けている。もちろん事務所と仲の良い韓国の作曲家さんもいるし、メンバーが自主制作していることも、社長自ら作ってることもあったりする。
海外から買い付けた場合にクレジットにオリジナルタイトルが記載されているようだ。そのクリエイターから買い取った時の曲の元のタイトルがオリジナルタイトルとして書かれている。タイトルがそのままのものもあるし、カッコ書きのタイトルとして残ることもあるし、全く違うものに変化しているものもある。
タイトルとオリジナルタイトルに違いがあるのを見ると、曲が生まれてから私たちの手に届くまでの間に一体何が起きたんだろうと想像したくなる。作詞過程やタイトルとしてのなじみやすさで変化したと想像するのは容易いけれども、タイトルが変わらないままの曲もいくらでもある。どうして変わることになったのか気になって仕方がない。
SHINeeさんの曲で個人的に面白いなと感じたOriginal Titleのものを軽くご紹介。
①Colorful
オリジナルタイトルはWATERFALL、滝。
え?滝?!!カラフルとして歌詞も曲も聴いているからか、急勾配のイメージもないし滝だったなんてもう想像がつかない。でも水っぽい感じとキラキラした音からマイナスイオンを浴びてる感じはするかもしれない。
②Hitchhiking
オリジナルタイトルはSkyscraper、摩天楼、超高層ビル。
近未来な感じはイメージはそのまま残っているけれども、『Time Machine ride』で私の中ではすっかりタイムマシーンにのってLet's go back to the timeしにタイムトラベルしているイメージだ。
③Sherlock/Spoiler
SherlockはClueとNoteの2曲をハイブリッドさせて作った曲だと大々的に報じられていた。オリジナルタイトルをみると、10,000times/No Excuses/So Seriousという3つの曲が書かれている。実は3つの曲から作られたのか!と思わせられる。それだけじゃなくて、この10,000timesはSpoilerのオリジナルタイトルとしても記載されている。作曲家や曲の所有者が同じであるから同じ曲を指しているかと想像される。たしかにSpoilerとSherlockの曲の始まりは同じだ。Sherlockの一部分をSpoilerに使ったのじゃなくて、Spoilerの一部分をSherlockに使っていたんだなと気づかされる。Sherlockで部分使いした曲をあとからSpoilerでフルで出したのなら、これって面白いことしてると思うんだ。
他にもクレジットからはまだまだたくさんのことが読み取れる。作曲家さんや作詞家さんについての知識があると同じものをみても、もっとたくさんの情報が得られて楽しいんだろうなと思う。
何か新しいものが生み出される瞬間が私は好きだ。完成したものを良くも悪くもいうのは簡単だけど、ゼロから何かを作るのは本当に大変なことだ。比べものにならないけども、こんな拙いブログでも書くのにそこそこのエネルギーが必要なのだから。
制作過程が語られると、何か新しいものを作るための設計図をみた気がして嬉しくなる。
作詞の過程が公開されたときは頭の中をのぞいているみたいで興奮がおさまらなくなる。
それと同じくらいクレジットには作品が完成されるまでの痕跡が刻まれていて好き。
まだ手元にないThe Story of Light のクレジットも早く眺めたいなぁ〜〜♡
ColorChip
あんまりタイムリーなことを書くようなブログじゃないんだけども、どストライクな企画だから書いてみた。
デスクトップじゃなきゃ参加できないのがもったいない、カムバに向けたSHINee ColorChipという企画。
色を選んでそれにふさわしいSHINeeさんの曲を選ぶ。SHINeeさんの好きな曲にあてはまる色を選ぶというほうが正しいのかもしれない。6つ選択したものをSNSに貼り付けられるよ!というものだ。色を6つ選択することについては何もアカウントもいらないから、誰でも何回でも楽しめるものとなっている。
SHINeeさんの歌詞には光や色が描かれていて、色を想像しやすい曲がある。
他にもMVから想像される色やライブでの演出や衣装から得られたイメージもなにかの色になるだろう。同じ曲でも自分の気分や聴いた場所によって感じる色は異なるだろう。
過去の記事で少し触れたことがあるけれど、音や歌詞からみえる世界や色があると私は思っている。こういう感覚的で表現するのがむずかしいものを色という縛りでみんなで共有するのがとても面白いし、新鮮だ。
この曲にこの色を選んだ理由を伺う機会はないけれども、それぞれが考える色を共有して、その理由を想像するのも楽しい。
あるとき『今日は何色だった?』という文字を目にして、その感性に惚れた。自分からは絶対に出てこない言葉だったからだ。
なにかを色で表現するのってとてもロマンチックで美しいなと思う。
耳が好きっていってる
音楽を目じゃなくて耳で楽しもうと意識してから、けーぽアイドルと少し距離を置くようにしてみた。
前から興味があったサチモスさんやナルバリッチさんを真剣に聴いてみた。『聴いてる自分、オシャレ!!!』になれると聞いたことがあった。その通りに『わたし、オシャレ!!!』となれた。
サチモスさんが好きな人はこういう海外の音楽が好きだと思うよ!というおすすめをもとに、あれこれ聴いてみた。
もちろん王道のジャミロクワイも聴いた。
そして琴線に触れる音楽たちにたどり着いた。
Dean - What 2 Do ft. Crush, Jeff Bernat - YouTube
DEAN - instagram Music Video - YouTube
[MV] hyukoh(혁오) _ Comes And Goes(와리가리) - YouTube
(目で聴く音楽の象徴、ユーチューブを貼り付けるという矛盾!!!
結局また戻ってきた。お隣の国へ。
ビジュアル、ファッション、ダンスなど視覚情報をなくしたのに、ふりだしに戻った。
条件を変えても好きなのだからもう仕方ない。
開き直って楽しもう。
耳が好きっていう音楽を。
(カムバ楽しみ〜〜♡
本棚とブログ
誰かが言っていた。
『人のおうちにお邪魔したとき、可能であれば本棚をのぞくようにしている。絶対に見ることができない、その人の頭の中をのぞいている気分になるから。』と。
自分の本棚は恥ずかしくて見せられない。
好きな作家さんの本や映画化され話題になった本、あることに関心を持ち知識を習得するために買った本は見られても全然かまわない。
けれども、恋愛がうまくいかない時に手に取った本やマンガ、人付き合いに悩んだ時に購入した自己啓発本、漠然と生きることをテーマに書かれた本、(買ったけど読むことなくインテリアと化した洋書)は、何かにすがりつきたい自分が投影されているようで絶対に他人にみられたくはない。
もし購入した順番に本を並べたら、自分の精神面の安定期と不安定期まで曝け出すことになり、頭だけじゃなく心まで丸裸にされてしまいそうだ。本の大きさや作者、出版社、背表紙の色ごとに並べて、抱えている不安を微塵も感じさせない無機質な本棚にしたい。
散々こんなことを言っておきながら、このブログで自分の頭の中で考えていることを書き連ねている。自宅に招きいれることなく、自ら進んで頭の中を情報公開している。しかもインプットではなくアウトプット。よりいっそう惜しみなく曝け出している感がある。
人生は矛盾だらけ。
愛し君へ
直太朗さんの曲の中で一番好きな曲。
初めて聞いたのは、中学生か高校生の頃。ドラマの挿入歌として流れていた。当時はピアノ伴奏のみの曲が漠然と好きだった。歌詞よりもメロディを聴いていた。今ほど、好きに理由を求めていなくて、直感で好きだった。
大人になって毎日聴くほどではないけれども、心が安らぎを求めているとき、この曲を聴いていた。
最近は特によく聴いている。歌詞に共感するようになったからだろうか。
中高生から大人になって、その間たくさんの音楽を聴いた。
月日が流れて手にした知識で、この曲の素晴らしさや直太朗さんの唯一無二の歌声について熱く語ろうとすれば語れるし、ついつい語りたくなる。
言葉にしたり文字に起こすと、ふわふわした考えが輪郭を得てはっきりとまとまる。それがいいときもある。でも、敢えてそれはしない。あの頃の純粋に好きな気持ちとは形が変わってしまう気がするから。
けれども、ただひとつ言いたい。スピーカーでは聴こえてこない、イヤホンを通してだけ聴こえてくるピアノのペダルを踏む音。それが好き♡
Melody[FROM NOW ON ver.]
再収録が難しい今、音だけでもアレンジして新しいものを届けてくれてありがとうと思っていたら大間違いだった。
Melody[FROM NOW ON ver.]の1回目のサビ(1:05〜1:21)を聴いていたら、オニュさんとじょんひょんの声だけが聴こえる。私の耳には2人の声しか聴こえてこない。
初めてこのver.を聴いたとき、なにか違う気がした。周りの音が変わったからかなとも考えた。 FIVEツアーの記憶をたどると、サビはみんなでユニゾンだったはず。アルバムFIVEに収録されてるMelodyも聴きなおした。私の耳では細かく聴き取れないけども、テミンさんの声がよく聴こえてくる。
SHINeeさんの曲でオニュさんとじょんひょんのふたりだけがユニゾンで歌うことって、かなり貴重で稀な気がする。ananでオニュさんが『相性がいい人ってどんな人?』で語っていることが、この16秒なんだと私は感じた。想像で妄想だけど、そう思いたい♡
なぜこの曲がFROM NOW ON ver.として完全初回生産限定盤に選ばれたのか、疑問だった。シングルのカップリングで、わりと新しくて、昔からツアーで何度も歌ってきたわけでもなかった。アレンジのしやすさや歌詞の内容が理由かなと予想していた。それも少なからずあるかもしれない。でも、この贅沢な16秒が聴けるのだから理由なんて何もいらない。ただありがとうといいたい♡
全体を通して聴いても、声の加工?が少なくなった分、声のアウトラインが明瞭になって、ひとりひとりの声がよくわかる。まるでライブで歌声を聴いてるときのようだ。
まだまだ見つけられていない変化があるかもしれない。他の曲にもなにかしら粋な計らいが隠されているかもしれない。作り手の込めた想いを少しでもたくさんみつけられたらいいな♡