好きなもの、好きなこと

好きを言葉にする。残念なアラサー。

ついていけない若者言葉

 テレビやネットでたまにやっている【若者たちに流行っている◯◯ランキング】をのぞいてみると、『そんなのわたしの周りでは流行ってない』なんてことがよくある。これを友人と話していてふと気がついた。そう、私たちはもう世間一般でいう【若者】ではないのだ。多分あれは高校生〜大学生までのことをいっていたのだ。ひとまわり近く年齢が違えばそりゃあ流行ってるものなんて大きく違うに決まっている。十分若いつもりでいたのに知らず知らずのうちに【若者】という枠組みから遠く離れたところに来てしまったようだ。

 

 他のところでももう【若者】ではないのだなと感じることがある。それはTwitterだ。 私はそこまでヘビーユーザーではないが、趣味の情報収集がてら時間があるときにちらちらとのぞいている。少しご無沙汰していたせいか久しぶりにTwitterをのぞいてみると、最近のつぶやきで目にするものに気になる言い回しがある。まだ他にもあるかもしれないが、よく見かける4つを私なりに解釈・評価してみた。

(※個人の意見です。若者についていけない嫉妬心を全面に出しております。何様だって話です。

 

『え、まって…』という書き出し

なにをそんなに誰に待って欲しいんだろうと思うくらいやたら『まって』といっている。かなりの頻度でまっての前に『え』が入ってるようだ。自分の心の整理をしてから書き込めばこの『まって』は必要なくなるだろうし、文字数が限られているのに3文字〜6文字を無駄に消費するのはもったないなと思う。けれどもこれをつけると焦燥感と興奮が伝わるのはちょっとわかる気がする。

 

『全私が泣いた、全私が死んだ』

これは映画の宣伝でよくみる『全米が泣いた』からきてるのかなぁ。私が果たして複数あるのだろうかと疑問。もしかしたらいま流行の細胞レベルの話をしているのだろうか。ここから派生して【全】のあとに固有名詞をつける使い方もあるようだ。『全◯◯に感謝』といったように使うらしい。けれども相当感動したりショックだったということが短文に凝縮されているから、ものに出来れば分かりやすい表現なのかもしれない。

 

最&高

最高と入力した後にカーソルを最と高の間に持ってきて&をいれるのって大変だなと初めて入力して気づいたのであった。たしかきゃりーぱみゅぱみゅさんがこのタイトルの曲を歌っていたような(不確かな情報)。もともと流行っていた言葉が歌になったのか、歌が流行って言葉が日常使いされるようになったのか、どちらだろうか。最高よりももっと上の状態を表しているのだろうか。やばいに変わる言葉なのだろうか。疑問ばかりが浮かんで全然使いこなせなさそうだ。

 

やたら【み】をつける

(例1)やばみ、つらみ、嬉しみ

『明日テスト。つらみ』のように文末で見かける場合もあるし、名詞としても使われいて『嬉しみが伝わる』といったように使われている。これらは形容詞を名詞化しているのだろうか。たしかに『楽しい』『悲しい』の場合では『楽しみ』『悲しみ』という変化は正しい。ところが他の形容詞では【み】は使われない。じゃあ使っちゃえということなのかな。

(例2)古代ローマみがある、CMみがある

この場合は『〜のようだ、〜に似ている』という意味を表している。『面白みがある』といった使い方があるから応用効かせちゃおうってことなのだろうか。

 

とにかく【み】をつければ、今の若者みある使い方になるのだろう、嬉しみ!!!

 

 

 書き言葉の言い回しは少し解釈できたつもりでいるが、これらを使いこなすことは難しいようだ。そうだった…自分はもう【若者】ではなかったのだ。きっと【若者】でくくられていたときは、年上の方々には理解されないような新しい言い回しを無意識に使いこなしていたのだろう。

今思えば、

(笑)→笑→www

へ変化したのを見届けた世代であるのかもしれない。気づかないだけで他にもたくさんの新しい言葉の変化を現役で見届けていたのかもしれない。

 

 新しい言い回しを使いこなせなくてもいいから、せめて相手が言おうとすることを理解できるようにはなりたいと思う。そうしなければ言葉じゃないから。【若者】から外されてしまったけど、新しいことを知ってはいけないわけではない。だからこそ変化についていきたいと思う。頑張ろう、アラサー。